日本電気制御機器工業会(NECA、舩木俊之会長)は、「2011年度業務系委員会成果発表会」を東京・芝の三田NNホールで開催、約50人が参加した。
この発表会は、NECAの業務系委員会が年に1度一堂に会し、1年間の活動成果や調査・研究内容、今年度の活動計画などについて報告を行うもので、今年で12回目。
開催の冒頭あいさつに立った業務委員会の佐藤正博委員長は「東日本大震災の影響が今後日本のGDPにどのような影響を与えるか心配であるが、本格回復は下期以降になるだろう。日本の製造業を支える制御機器が回復することで、復興に貢献したい。この発表会で委員会相互に情報を共有し、委員会の連携強化を進めていきたい」と述べた。
発表は、業務、PLC・FAシステム、センサ、リレー、スイッチ、市場調査研究会の順に各30分~50分間行い、質疑・応答の時間も設けられた。
いずれの発表も、1年間の委員会活動の成果を集大成した内容となっており、特に市場のグローバル化が進展する中で、世界市場への展開や、国内での新市場・新用途開拓などに関した発表への関心が高くなって、活発な意見が交わされた。