IDECの2011年3月期連結決算は、主力の制御用操作スイッチと安全関連製品などの需要回復、LED照明事業の拡大、さらに中国を中心とするアジア地域での需要拡大によって売上高311億5900万円(前期比38・8%増)、営業利益28億3700万円(前期損失4億7800万円)、経常利益26億500万円(同損失2億9400万円)、純利益17億3000万円(同損失2億7700万円)と大きく回復し、大幅な増収増益となった。
国内売上高は199億1000万円(前期比39・5%増)、海外売上高は112億4900万円(同37・7%増)となった。
製品別売上高は、制御機器製品が173億円(同36・2%増)、制御装置及びFAシステム製品44億円(同58・4%増)、制御用周辺機器製品53億円(同32・7%増)、防爆・防災関連機器製品12億円(同30・5%増)、その他の製品27億円(同44・6%増)となった。
12年3月期については、東日本大震災の影響で、主要顧客層である工作機械、ロボット、自動車関連などの業界が先行き不透明な環境であるとしながら、売上高325億円(同4・3%増)、営業利益37億円(同30・4%増)、経常利益37億円(同42・0%増)、純利益22億円(同27・1%増)を予想している。