横河電機の子会社であるヨコガワ・インドネシアは、インドネシアの石油化学会社であるチャンドラ・アスリ・ペトロケミカル(CAP)とその子会社であるスチリンド・モノ・インドネシア(SMI)から、両社のプラントの制御システム更新プロジェクトを受注した。
今回の更新プロジェクトは、CAPのエチレンプラント、その下流設備、付帯設備の制御を行う生産制御システムとプラントの緊急停止作業を安全に実行する安全計装システム、及びSMIのスチレンモノマー生産設備の制御を行う生産制御システム。同社では、統合生産制御システム「CENTUM
VP」、安全計装システム「ProSafe―RS」を納入。これらの製品のエンジニアリング、据付、スタートアップ、運転員の操作訓練などを10カ月間で行う計画。
今回の受注要因は、(1)高い信頼性を有し世界各地で実績を重ねているCENTUM
VPとProSafe―RSのそれぞれの長所と、両システムの統合によるプラント運転の操作性向上(2)ヨコガワ・インドネシアとアジア地域を統括するヨコガワ・エンジニアリング・アジア(本社:シンガポール)が協力して行う高いプロジェクト遂行能力(3)顧客に密着した保守・サービス体制などを評価。