長谷川電機工業電圧・電流を検査EV用検電チェッカ発売

検電器・継電器メーカーの長谷川電機工業(兵庫県尼崎市潮江5―6―20、TEL06―6429―6144、吉田修社長)は、電気自動車(EV)用検電チェッカ「EVvolcheck(ボルチェック)」(型式HEV―750D)=写真=を発売した。標準価格7800円。

ボルチェックは、増加するハイブリッド車やEVなどに搭載された動力系(高電圧)、及び制御系(低電圧)の電圧判別機能を有しており、車体やシャーシへの漏電が簡単に検出できる検電チェッカ。使用電圧範囲はDC12V~DC750V。

メンテナンス時のバッテリーシステム遮断後の電圧の有無を確認し、バッテリー電圧の判別を表示する。12V・24Vの制御用バッテリーは「Low表示」、35V以上の動力用バッテリーは「High表示」する。

車体・シャーシへの漏電状況が判別でき、漏電がある場合、発光(High/Low)及びブザーが鳴る。漏電注意の場合、Lowを発光する。漏電がない場合は、発光・ブザー音ともにない。

本体は小型・軽量で、リード線(接地線)が本体に巻き取り収納でき、かさ張らずポケットに入れて携行できる。また、検知部の保護カバーをスライドさせることができ、チェック時の短絡防止及び収納時の先端保護ができる。特許・意匠出願中。

ハイブリッド自動車、EVは電圧の低いもので100V、高いもので360Vと高電圧で、メンテナンス時や事故時の漏電が問題となっており、安全面などから消防レスキュー隊などから専用検電チェッカの商品化が望まれていた。同社では当面、自動車整備工場や消防レスキュー隊、警察などへ販売を行い、年間5000台の販売を目指す。

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