日本電気制御機器工業会(NECA、舩木俊之会長)は、「第18回定時総会」を東京・芝パークホテルで5月26日開催した。総会には正会員37社から委任状も含め36社が出席した。
総会は、風邪のため欠席した舩木会長に代わり猪野塚正明副会長を議長にして進められ、2010年度(平成22年度)事業報告及び収支計算、11年度(平成23年度)基本方針・施策・事業計画及び収支予算を審議し、承認した。
今年度は、今年4月に策定した「NECA将来ビジョン11―20」の初年度として具現化に取り組み、事業ドメインの3つの拡大(対象品目、対象領域、対象地域)を推進する。
また、3つの『S』をベースにした新成長戦略への貢献にも取り組む。
公益法人改革への対応では、一般社団法人として今年度中に移行を目指すことになった。
役員の任期完了に伴う改選も行われ、新会長にオムロン執行役員常務で今年6月に社長に就任予定の山田義仁氏が、新副会長にIDEC常務執行役員の藤田俊弘氏がそれぞれ選出された。
山田新会長は「制御機器については不慣れな面があるが、BtoBの電気制御機器業界の中に、BtoCというスピードが要求されるヘルスケア事業に携わってきた私ならではの新しい何かを加えていきたい。NECA将来ビジョン、法人改革など、本年度はNECAの歴史の中でも大きな変革の年に当たる。微力ながら精励して取り組みたい」とあいさつした。
なお総会後功績者表彰も行われ、役員功労としてIDEC舩木俊之会長兼社長、委員功労として、勤続20年でIDEC山本高士氏、15年でオータックス加藤清司氏、10年で富士通コンポーネントの小林敏雄氏と鈴木勝男氏、IDEC有山正彦氏が、委員会・委員功績で、制御安全委員会、技術委員会、環境委員会、及びIEC/TC94国内委員会委員長濱田健次郎氏がそれぞれ表彰された。