山武は、プロセス装置の安定化・最適化を実現する制御高度化ソリューション商品「SORTiA
(ソーティア)シリーズ」を6月1日から販売開始した。価格は年間使用料に応じた従量制となっており、別途ハードウェア、エンジニアリング費用が必要。2011年度10契約、12年度20契約を計画。
SORTiAシリーズは、既設DCS(分散型デジタル制御システム)に依存しないオープンシステム構成のため、同社製以外のDCSユーザーでも利用できる。コストも、年間使用料に応じた従量制のため、装置あたり数百万円したライセンス購入費が不要で、装置規模に応じて数十万円からとリーズナブルな価格設定で使用できる。
同社は従来、米・ハネウェル社製ソフトウェアパッケージの提供とエンジニアリングを行ってきたが、10年6月の販売代理店契約解消を機に、現場で培った経験や知見、制御技術に関する独自の研究を結集し、あらたに制御高度化ソリューション技術SORTiAを開発した。