不二電機工業(小西正社長)の2012年1月期第1四半期決算は、売上高7億6900万円(前年同期比14・1%増)、営業利益8300万円(同29・5%増)、経常利益8900万円(同26・7%増)、四半期純利益5100万円(同28・0%増)と増収増益ベースで推移している。国内は電力や電鉄・車両業界、海外は中近東地域や中国をはじめアジア地域での営業拡大、さらに震災の復旧・復興需要も加わり売り上げが拡大した。
製品分類ごとの売上高は、制御用開閉器が電力向けに配電自動化子局用スイッチや配電盤用リミットスイッチ、海外へは遮断器用補助スイッチが好調で1億8900万円(同1・8%増)、接続機器が国内外の受配電盤向け試験用端子や、海外向けモータ関連の端子台が前年同期30%以上の伸びを示したことなどで3億5000万円(同20・5%増)となった。
表示灯・表示器は電力向け丸形LED表示灯が増加し、8900万円(同5・6%増)、電子応用機器は変電設備向けI/Oターミナルやリレーユニットが急増したことなどで1億3800万円(同24・2%増)となった。
なお、通期は売上高31億5000万円(4・4%増)、営業利益3億100万円(同30・3%減)、経常利益3億2300万円(同30・2%減)、純利益1億8900万円(同29・1%減)を予想している。