安川電機は、グローバル市場ナンバーワンのインバータメーカーとして国内外で取り組みを強めている。海外市場への対応としてこのほどインドでの生産も開始し、海外生産体制がさらに充実した。
機種は、汎用からシステム、専用まで幅広くラインアップしているが、特に「1000シリーズ」はA、V、Jの3シリーズを中心に、世界へ市場実態に応じて販売を行っている。
このうち、A1000は、業界の先陣を切って、「世界中のどんなモータでも短時間の調整で回します」のコンセプトのもと、誘導モータと同期モータをパラメータ切り替え可能にしたことで、市場に浸透してい
る。
また、昨年秋からは、超小型エンコーダレス同期モータ(SMRD・SMRA)と小型汎用ベクトル制御インバータV1000を組み合わせて、小型で耐環境性の高い可変速ドライブ「V1000
picoシリーズ」の販売を開始している。
SMRDモータは、新開発の高性能磁石を内蔵し、サイズを汎用誘導モータとの比較で体積が約8分の1、質量が約5分の1(0・2kW、1800回転/分)を実現した。これにより機械や設備の省スペース化に貢献。
しかもモータの保護構造もIP65となって、水のかかる機械でも使用できる。
(http://www.yaskawa.co.jp)