富士電機は、「エネルギー・環境」分野に注力しており、事業の一つとして、温度調節計や計測機器など省エネを支えるコンポーネントの開発を行っている。
温度調節計のラインアップは、食品・包装機械やプラスチック成形機などで多く使用されている汎用温度調節計「PXR」、簡単な温度制御から加熱/冷却制御、工業炉の燃焼バルブ制御まで温度制御全般に適用可能な「PXG」、高速・高精度な制御が可能な高性能調節計「PXH」、多ループ温度制御を必要とする半導体・液晶パネル製造装置やプラスチック製造機械などに最適なマルチループ・モジュール型調節計「PUM」があり、幅広い用途に対応。
特にPXR(正面寸法24ミリ×48ミリ)は、大型LED表示による優れた視認性と操作性、自由度の高いオプション機能の組み合わせなどで好評を得ており、国内外で高いシェアを誇る。
また、短納期要求が多い品目については、在庫販売して納期面でも顧客の要望に応えており、品質面においても顧客満足を高めている。
更に、高い制御性を実現するためのツールとして、PID調整ソフトも用意し、希望する制御性を設定すれば、最適なPID値が自動的に得られるだけでなく、パソコン上でシミュレーションも可能である。
制御性改善による品質向上や省エネ効果に加え、PID調整作業が効率化されることで、調整時の設備運転時間が短縮できるので更なる省エネに貢献する。
(http://www.fujielectric.co.jp)