山武は、今夏の使用最大電力15%抑制に取り組む事業者に対して、同社の電力需給最適化支援パッケージ「ENEOPTpers(エネオプトパース)」の無償貸与を行う。
同ソフトは、気象データに基づいて翌日までの使用電力を予測し、1時間単位の使用電力予測と実績を、1枚の画面にグラフや数値で表示できる。
電力需給の見通しを前日に把握することができるため、需要が目標を超えそうな場合はシフト勤務の実施や生産計画の優先順位を決定して少ない電力で生産を行うなど、最も効果的な対処方法を検討することが可能になる。
また、電力の使用状況をWebで確認できるため社員への電力削減の啓蒙活動にも活用できる。
同社では節電支援プログラムの一環として、このソフトを7月1日から9月22日まで無償で貸与し使用できるようにする(ただしソフトウェアをインストールするサーバ用PCはレンタルとし、レンタル費用は使用者負担)。
需要予測に必要な気象情報は、伊藤忠テクノソリューションズから有償での提供となるが、被災地の事業者に対してはこれも無償で提供。
このプログラムの受け付けは6月13日から30日までで、受け付け後およそ2週間程度で出荷する見込み。
応募多数の場合は、被災地や東京・東北電力供給区内にある事業者、公共機関、学校などを優先する。
申し込みは、次のURLから行う。
(http://www.compoclub.com/eneopt/)