電源トランス専門メーカーの菅野電機研究所(東京都品川区南大井5―8―10、TEL03―3763―6701、菅野義永社長)は、機械・装置、医療機器などのグローバル化に伴う電源電圧変換の必要性に対応、国内・海外の電圧差異を解消するのに便利な電源電圧変換用オートトランスシリーズが好評のため新型を追加し製品陣容を強化した。
現在、国内の電源電圧は100Vが一般的なのに対し、海外ではほとんどが220~240V仕様になっている。そのため国内の製品を海外で使用する場合、昇圧する必要がある。海外製品を国内で使用するときは降圧している。この電源電圧変換に同社のトランスが重宝がられている。
同社では、電源電圧変換用オートトランスとして簡易エコノミータイプのSU(110~120V↓100V)、同SE(220~240V↓100V)、ケース入りデラックスタイプAU(110~120V↓100V)、同AE(220~240V↓100V)、同BU(100V↓110~120V)、同BE(100V↓220~240V)の各シリーズをそろえているが、さらに簡易エコノミータイプJEシリーズ(100V↓220~240V)を発売し、製品陣容を強化した。
JEシリーズは、国内の100V電源で220~240V機器を使用できる。JISC6436準拠、特定電気用品安全法の認定を受けている。また、自動復帰型保護装置を内蔵しており安全性が高い。
同社では、「人、物の国際交流が活発化する時代で、電源電圧変換用オートトランスの需要は増える」と見ており強化に取り組む方針。