MECHATROLINK協会(MMA)は、「2011年度総会と講演会」を東京・三田NNホールで21日開催、120人が参加した。
はじめに、MECHATROLINK協会幹事長で安川電機モーションコントロール事業部小笠原浩取締役事業部長があいさつに立ち、「MECHATROLINKの国際標準化への取り組みとして現在、IEC規格と中国・GB規格の取得を進めており、GBは比較的早く、IECも13年には認められると思う。MECHATROLINKの市場はアジアでの展開が進んでいるが、会員の皆さんもMMAに入会している意義をもっと泥臭く求めてビジネスに近いところで活かしていただきたい。そしてMMAの活動に積極的に参加しながら、ビジネスと標準化をともに進めていきたい」とのべた。
続いて、MECHATROLINK協会事務局田中毅代表が活動報告を行った。この中で、会員数が10年度1年間で187社増えて813社に大きく増加。特に中国が93社増加して倍増の174社になったのを始め、日本も48社増加して343社となっている。
また、MECHATROLINK通信ASICの総出荷ノード数も、10年度は約40万ノード増えて累計で210万ノードと200万を突破した。
SEMICON
Japanでのアンケートでもメカトロリンクの認知度が12ポイント上昇して43%となっている。
11年度も、国内とアジア地区で意欲的に展示会に出展して普及に取り組むとともに、国際標準化の推進、ホームページの充実などを行っていく。
総会終了後には特別講演会が行われ、アマダの篠田恵介氏が「曲げ自動化システムの紹介」、安川電機宮本恭祐氏が「風力発電市場の動向と当社の取り組み」で、それぞれ行った。
さらに、会員の横河電機、アルゴシステム、日合通信電線、インターファクトリーパートナーズ各社の製品紹介も行われた。