日本能率協会は7月20日(水)~22日(金)の3日間、東京ビッグサイトで、「TECHNO―FRONTIER
2011(テクノフロンティア)」の総称で、「モータ」「電源」などエレクトロニクス・メカトロニクスに関する要素技術の10分野を集めた専門技術展を開催する。
東日本大震災で打撃を受けたものづくり産業の現状打破に向けた震災復興支援企画や、オープニング特別講演会の参加料を全額義援金として寄付するなど、展示会としての被災地支援を行う。
今年の展示規模は海外出展6カ国・1地域からの参加を含めて415社。
「やるぞ日本=今こそ魅せよう日本の力」のテーマのもと、震災復興支援企画を予定している。そのひとつが東北経済産業局による特別講演会で、未曾有の大震災からの完全復旧には、中長期的な支援の取り組みが必要として、まず「現地のいま」を広く知らしめることを目的に、第一線で産業の支援にあたっている東北経済産業局総務企画部企画室長黒瀬芳紀氏による「東日本大震災からの地域産業の復興にむけて」が20日午後1時から講演を行う。また、製造業の事業継続のための「省エネ・創エネ・蓄エネコーナー」には、45社が参画する。
震災の影響を受け、電力使用制限下での継続的な事業展開が緊急の課題となっているが、製造業でも、製造現場の省電力化・小型効率化・創エネ・蓄エネによる、リスクに備えたエネルギーマネジメントの推進が事業継続の要として急務であることから、『エネルギーを「創る」「蓄える」「分配する」「消費を抑制する」「安定して供給する」』の5つの観点から、関連分野の技術・製品・情報・ソリューション等を持つ企業・団体からセミナーと製品カタログ展示を3日間行う。さらに、初日20日に行う経営トップによる特別講演会の参加料も全額寄付することになっている。
同展はホームページ(http//:www.jma.or.jp/TF)から事前登録すれば入場料(3000円)が無料になる。