三菱電機は、プログラマブル表示器GOT1000シリーズに多彩な機能を盛り込みローコスト化を実現した新製品「GT14モデル」=写真=を新たに追加し、画面サイズ5・7型タイプ4機種を1日から発売した。標準価格は8万~13万5000円。2011年度1万台の販売を計画。
新製品は表示液晶が、STNモノクロとTFTカラーの2種類があり、このうちTFT液晶仕様品は6万5536色に対応し、高精細な画面表示を実現している。
しかも、アナログ式タッチパネルの採用で、画面設計の自由度が向上し見やすくなっている。
しかも、白色LEDバックライトを採用することで、高輝度、省電力、水銀フリーなどにも対応。
さらに、同社の上位機種GT16モデルに搭載していたEthernetインタフェースとSDカードインタフェース、USB(ホスト/デバイス)インタフェースも搭載したことで、最大100メートルの遠隔操作とデータの保存・転送、及び周辺機器との接続などが容易に実現できる。しかも、同社のシーケンサーのデータバックアップと書き込み機能を搭載しており、GOT1台で最大2チャンネルのFA機器をコントロールできるマルチチャンネル機能も搭載している。
「GOT1000シリーズ」は、04年の発売以来、半導体・液晶・自動車業界をはじめ、さまざまな分野で採用され、国内トップグループの実績を有している。
今まで最上位機種のGT16をはじめ、GT15、GT11、GT10の4モデルで展開してきた。生産工場は同社姫路製作所。