台・CAEC社日本事務所を開設二次電池で市場を開拓

正極材、組み電池で世界最大の生産量を誇る台湾・CAEC社(長園科技実業)がこのほど、CAEC日本事務所(東京都新宿区愛住町19―13、エフエイオープン内、TEL03―5360―6101、洪崇富代表)を開設、鉄系リチウム二次電池のサンプルを提供しながら日本市場の開拓を本格的に開始した。

CAECが開発、特許を保有する鉄系リチウム二次電池は、酸化鉄を原料としており、従来のオリビン鉄系リチウム電池と比較しても価格的に安いのが大きな特徴。また分子構造が安定しており、鉛二次電池の置き換え用として環境性に優れ、安全性も高く、量産時には鉛電池と同等の価格での提供が可能となっている。

既に中国では電気自動車用に、台湾では大半のゴルフカート用に搭載されているほか、日本でも東日本首都道路公団の工事用車両に標識照明機材の給電装置として大量に使用されている。今後は産業分野へ進出を図っていく計画で、特に太陽光発電用蓄電池、電気自動車、フォークリフト、無停電装置用電池向けへ拡販を図る。OEM/ODMの供給も可能。

20日から開催の「テクノフロンティア展」でもチャンホン・エナジー・テクノロジーブースで展示する。

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