三菱電機は、北米のソフトウェア会社ICONICS(アイコニックス)社との戦略的協業についての検討を始めた。
アイコニックスは1986年設立で、SCADAソフトの開発・販売会社として、北米・欧州・アジアを中心にビル管理・エネルギー監視・水処理など幅広い分野で実績を持っている。特に世界で唯一、64ビット対応のSCADAを開発している。
同社はFA分野で高い実績を誇るが、今後、世界の社会インフラ需要へ対応したプラントや、工場の上位監視システムから下位の制御機器までを、トータルに提案するシステムソリューションの強化を図ろうとしている。
ア社のSCADA監視制御・データ収集ソフトと、同社のMELSECシーケンサーをはじめとする制御機器とを組み合わせたシステムソリューションの共同プロモーション・共同開発を提供していくことで、経済成長が著しい中国・東南アジア・インド・ブラジルなどでの水処理場・ビル・交通インフラ需要を開拓していく。
この取り組みでは、エネルギーの消費監視や省エネシステムニーズに、FA制御機器を母体とした監視・制御ソリューションの構築を提案していく。