小野測器は20日、位相差方式トルク検出器THシリーズに新たに高速回転速度対応のTH―2000シリーズを追加発売した。本体価格は85万円、初年度50台の販売を計画。
新発売のTH―2000シリーズは、回転速度範囲を20000r/minまで広げ、EV/HEV用モータや遠心分離器など高速回転が必要なモータなどのトルク性能試験に適したトルク検出器。同社のTH―5100トルク表示器に接続することで、高速回転体の平均トルクや実回転速度時でのトルクリップル測定などの様々な計測が可能である。
検出信号はノイズに強いラインドライバ出力を採用。また、検出器と表示器間のケーブルを50メートルまで延長可能である。
主な仕様は次の通り。
▽定格トルク=2Nm、5Nm、10Nm、20Nm▽精度=プラスマイナス0・1%(1秒平均表示)▽使用温度範囲=0~40℃。