三菱電機は、最新のレーザ加工機、放電加工機など産業メカトロニクス製品を一堂に展示する「産業メカトロニクスフェア」を、名古屋(6月24・25日、同社名古屋製作所)と兵庫県尼崎(7月8・9日、同社西日本メカトロソリューションセンター)で開催、両会場とも同社の取引先企業や販売代理店など各800人の1600人が来場した。今回の主な製品は、新型高生産二次元レーザ加工機「eXシリーズ」、高精度二次元レーザ加工機「ML2512HVII―20CF3」、新型高速高精度細穴放電加工機「SH12」、金型用CAD/CAM「CamMagjcAD
Ver・3」など。
中でもeXシリーズは、薄板加工能力が向上し加工時間が約20%、軟鋼厚板・中厚板加工時間が約30%短縮。生産性が1・4倍となった。加工準備から加工完了まで2アクションによる簡単操作と安心稼働を実現した。さらに加工機停止時にエコモードに切り替わり、発振器のアイドリングを停止するecoモードを搭載。一般的な発振器に比べ約30%のCO₂削減を可能にしている。
また、SH12は新開発の電源を搭載しており、ドリルでは加工困難な細くて深い穴を高速加工できるほか、切削困難なニッケル合金などにも高品位な穴加工ができる。
当日は、テクニカルセミナーや加工技術セミナー、メンテナンスセミナーなども開催された。