椿本チエインは、独自開発のジップチェーンを駆動部に採用した直線作動機「つばきジップチェーンアクチュエータ」=写真=を開発、販売を開始した。
価格は基本容量0・4kNストローク300ミリの「ZCA025N」が7万8000円、同1・0kN同500ミリ「ZCA035N」が11万円。販売計画は初年度2000万円、3年後3億円。
ジップチェーンは、2本のチェーンがジッパーのように噛み合い、1本の強固な柱状になり「押し・引き」ができる同社独自のチェーン。
同社は、このジップチェーンを採用した「つばきジップチェーンリフタ」を2008年に発売。高速・高頻度運転による生産性向上と省エネルギーの両立を実現した昇降装置として、自動車工場の組み立てラインなどで採用されている。
つばきジップチェーンアクチュエータは、このジップチェーンを採用した直線作動機。
噛み合ったチェーンは柱状になり押し引きするとともに、噛み外れたチェーンは樹脂製ケースにコンパクトに収納できる。