パナソニック電工と凸版印刷、巴川製紙所は、モバイル機器や液晶ディスプレイなどに使用される光学フィルムにおいて事業提携し、反射防止フィルム製造の合弁会社を8月1日に設立、量産を開始する。
新会社は「パナソニックオプティカルフィルム」。本社を三重県四日市市に置き、2014年度の売り上げ目標は100億円。
今回の事業提携により、3Dディスプレイなどに求められる高精細化、低消費電力ニーズに対応する高透過率化、屋外使用時の視認性向上などの特徴を持つ高機能製品を共同開発し、製品ラインナップの拡充を図る。販売網はパナソニック電工、凸版印刷のグローバル販売網を活用する。
パナソニック電工は、光学フィルム分野で樹脂設計技術やナノ粒子の均一分散技術に強みを持つ。