東洋技研(岡谷市長地権現町4―8―7、TEL0266―27―2012、花岡孝社長)は、絶縁階級が機能アップした単相複巻セパレートタイプの標準変圧器「TRH―Sシリーズ」(変圧比5モデル73品番)を発売したが、配電制御システム各社から好評である。即納体制確立も好感を得ている。
標準変圧器TRH―Sシリーズは、絶縁階級の機能アップ、トランス本体接地端子の標準装備、静電シールド標準装備など安全性を高めている。
また、端子台トップメーカーとしての技術を活かし(1)堅牢な端子台構造により強度アップ(2)端子間の側壁を高くし安全性を向上(3)振動にも外れないC型カバー付きを用意(4)端子台の材質は耐油、耐熱、耐薬品性に優れたPBT樹脂(UL94V―0)を採用などの特徴を装備している。
トランス取り付けにも配慮し、端子台の位置をコア中心部に寄せ、ドライバーをまっすぐに立てて作業ができる構造にして効率を高めている。容量は30VA~5KVAまで17種類を揃えている。絶縁階級は30VA~2・5KVAがB種絶縁、3KVA~5KVAがF種絶縁である。RoHS指令対応である。
なお、同社のトランスにはUL、EN規格取得品も豊富に揃っているほか、特注品の受注生産に注力している。