タンクターミナル向け制御システム事業で2015年までに年間30億円の売り上げを計画している横河電機は、世界最大のタンクターミナル運営会社であるオランダのロイヤルヴォパック社と分散形生産制御システム(DCS)、及び安全計装システム(SIS)に関するグローバル優先と供給契約を締結したと発表した。
ロイヤルヴォパック社は、世界30カ国79個所に大規模なタンクターミナルを保有し、石油・液体化学品の保管ビジネスを展開している。
今回の契約により、ロイヤルヴォパック社が世界にあるタンクターミナルを新設・増設・更新する際に、入出荷設備や基地内張り巡らされたパイプラインの監視制御システムに関して、同社の統合生産制御システム「CENTUM
VP」と安全計装システム「ProSafe―RS」が優先的に採用される。制御システムのグローバル優先供給契約を結ぶサプライヤーは、同社が世界で初めて。
同社では、世界での実績と各種の認証を受けていることと顧客への確実で安心な保守・サービス体制の充実が評価されたという。