無停電電源機能などを搭載 フェニックス・コンタクト「鉄壁」な電源供給を実現スイッチング電源の新シリーズ発売

フエニックス・コンタクト(横浜市港北区新横浜1―7―9、TEL045―471―0030、青木良行社長)は電源機器の新シリーズとして、充実したオプションモジュールの組み合わせでスイッチング電源、無停電電源(UPS)など多機能を発揮できる「鉄壁電源ソリューションQUINT―Solution(クイント・ソリューション)」=写真=の販売を開始した。

新製品は、同社のスイッチング電源「QUINT―POWER(クイント・パワー)」をベースに、あらゆる状況でも“電源供給を止めない"ことをコンセプトに開発した。

ベーシックなスイッチング電源としての機能は、QUINT―POWERのシンプルでコンパクトな形状で、幅広い温度環境(マイナス25~プラス70℃)を保証し、60℃までは定格の100%で使用できるなど温度ディレーティング特性が非常に良くなっている。また、パワーブーストも40℃で定格の約1・5倍まで出力可能で、突入電流の高い負荷起動でも安心して使える。さらに、短絡負荷にも定格の約6倍(12ms)を瞬時に出力し、システムダウンを防げる。

機種は単相入力(AC100~240V、DC95~350V)/三相入力(AC320~575V、DC450~800V)/DC―DCコンバータ(入力DC18~32V)などが完備。

一方、電源供給を止められないシステムには2台の電源にリダンダント(冗長化・二重化)モジュールを組み合わせ使用してトラブルに対応できる。ユニット化したQUINT―DIODE(ダイオード)とQUINT―ORING(オアリング)の2種類の保護モジュールがあり、特にORINGはMOS―FETの採用で、今まで困難であった2つの電源の出力電圧調整を50:50の均一に行うことを可能にした。これにより電源ユニットの長寿命化と、電力損失の削減を図れる。

電力停止・瞬停対策用としての産業用UPSシステム「QUINT―UPS/QUINT―BUFFER(バッファ)」としても使用できる。制御盤・機械装置向けなどへの用途を考慮してDINレール取り付けができ、スイッチング電源、UPS、バッテリーモジュールなどを組み合わせ選択が可能。バッテリー残量や寿命、容量などが本体及びパソコンに表示でき、しかもインテリジェントバッテリーコントロール機能で周囲温度、負荷などを考慮しながら最適な充電を行える。

また、BUFFERモジュールは、モニタリング出力での状態監視やバックアップしきい値電圧のボリウム調整ができる。負荷容量、バックアップ時間などによって最適な組み合わせ選択が可能となっている。

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