豊田通商とエレマテックは、資本業務提携を行うことになった。豊田通商はエレマテック株を公開買付けし、エレマテックの議決権の過半数取得を目指す。買付け予定価格は1540円で、予定株数は1044万1500株。公開買付けの成立後もエレマテックの株式上場を維持する方針。
豊田通商は総合商社として自動車分野以外の事業を育成する方針を掲げ、エレクトロニクス関連分野の更なる拡大を目指している。
一方、エレマテックは電気・電子材料の独立系エレクトロニクス商社で、国内外55拠点のグローバルネットワークを構築している。
両社は双方の事業に重複する分野が少なく、営業のシナジー効果が期待できることなどから、今年4月頃から提携に向けた具体的協議を行ってきた。
具体的な内容は、販売チャネルの共有、物流機能の活用・共同研究、技術・ノウハウの相互提供と共同研究、人材交流の協議など。