日立製作所、三菱電機、三菱重工業の3社は、3社の水力発電システム事業を、日立の子会社であるエイチエム水力に承継させる方法を吸収分割契約で行うことを決めた。今年10月1日にスタートする。
新会社名は「日立三菱水力」で、資本金は20億円。出資比率は日立50%、三菱電機30%、三菱重工20%。
水力発電は、低炭素社会構築に貢献するクリーンな再生可能エネルギーとして、今後も着実な需要が見込まれているものの、国内では大型新設プラントの計画は減少している。一方、海外は、豊富な水資源を活かした大規模な電源開発が進む中国、中南米、インドなどで引き続き旺盛な需要が見込まれ、同時に欧州や中国メーカーとの競争が激化している。3社は、水力発電システム事業を統合することで、事業の強化・拡大を進めていく。