【名古屋】パナソニック電工SUNXは、デジタルセンサをネットワーク上からリモート管理できるオープンネットワーク対応通信ユニット「SC―GU3シリーズ」=写真=を発売した。
従来、クリーンルーム内など離れた場所にあるセンサの状態を確認するには、センサの設置場所まで行く必要があったが、今回発売の製品はコネクタ接続されたデジタルセンサを、「CC―Link」「DeviceNet」「EtherCAT」などのオープンネット上から監視、しきい値などの設定変更や、履歴管理が行える。センサの状態をモニターし、検出が不安定になる前にしきい値を変更するなど、予防保全も可能。通信ユニットは、オープンネット上の子局となり、最大16台のデジタルセンサが接続可能。
デジタルセンサはツールレスのコネクタ接続方式で、センサのケーブル配線が不要なため、配線工数を大幅に削減できる。また、隣り合うセンサアンプを切り離すことなく、簡単に交換できるので、メンテナンス性が大きく向上している。ファイバセンサ、レーザセンサ、圧力センサ、近接センサなど多彩なデジタルセンサに対応。「CC―Link」通信ユニットの電源電圧は24VDC、消費電流は120ミリアンペア以下。価格は3万円。
2年後には各機種合わせて年間1万台の販売を予定。