オプテックス・エフエー(小國勇社長)は、三菱電機のシーケンサ「MELSEC―Qシリーズ」に直接接続できる変位センサコントロールユニット「UQ1―01」=写真=を発売した。標準価格は3万9800円と低価格を実現している。国内の年間販売目標は2000台。
従来、変位センサなどの産業用センサとPLCを接続するには、技術者が独自のプログラムを作成し、別売りの汎用通信ユニットを使用して通信を行う必要があった。
今回、三菱電機との協業により開発したUQ1―01は、MELSEC―Qシリーズのベースユニットに直接取り付けるだけで、オプテックス・エフエーの変位センサ「CD5シリーズ」の測定値取得・演算・判定ができる業界初のPLC用変位センサコントロールユニット。
プログラミングは不要で、専用のソフトウェアで各種設定が簡単に行え、ソフトウェアはホームページから無償でダウンロードできる。
また、従来の汎用通信ユニットでは、測定値の取得・演算・判定などの処理をPLC側のCPUで行っていたが、UQ1―01によってこれらの全処理をユニット内部で完結するので、PLCに負荷がかからなくなっている。
これにより、高速サンプリングは、従来の20分の1となる100μs(0・1ms)と超高速サンプリングを可能にした。
価格も、PLCに接続しない場合に使用するCD5シリーズのアンプユニットの標準価格12万円に比べても低価格に設定している。
仕様は、サンプリング周期最速100μs、通信方式はRS―422、隣接ユニット間は赤外線、接続可能台数最大2ヘッド、入出力端子は入力2点/出力2点を装備。