山武は、コスモ石油の全4製油所の高度制御システムを一括受注した。
高度制御システムは、制御変数や操作変数などの多変数間の関係をモデル化して、拘束条件や経済効率などの相互関係を与えることで、最適運転・経済運転を行うための制御で、石油精製プロセス装置の運転の安定化、最適化を実現し、製品品質安定化、回収率や原単位の改善、省エネルギー化などを図る。
コスモ石油は、サーバー更新と併せて、他社製ソフトウェアパッケージを山武の制御高度化ソリューション「SORTiA(ソーティア)シリーズ」に置き換える。
SORTiAは、同社がこれまで現場で培った経験や知見、制御技術に関する独自の研究を結集して開発、2011年6月から販売を開始した。
SORTiAとして今回が初受注になる。