三菱電機の汎用三相高性能省エネモーター「スーパーラインエコシリーズSF―HR形」が、中国のエネルギー効率標識実施規則の基準値GB18613―2006GB2級(IEC60034―30効率クラスIE2相当)の認証を6月30日付けで取得した。
モーターは、世界の総発電量の約40%を消費するといわれている。特に三相誘導モーターは単体の効率改善効果が大きいことから世界的に規制が強まっており、中国でも今年7月1日から規定され、中国へ輸出するモーターについて装置などに組み込まれるモーターも含め、同法の認証取得と認証ラベル表示が必要となっている。
同社では、中国向けに多く組み込み採用されているSF―HR形にGB2級に準拠した仕様を追加した。出力は0・75~55kW(6極45kWまで)で、2011年度月産1000台を見込んでいる。
今後も、中国をはじめ、海外、国内のモーター高効率法規制に対応した製品の開発・販売に取り組んでいく方針。