三菱電機エンジニアリング(東京都千代田区九段北1―13―5、TEL03―3288―1103、近藤誠社長)は、タッチパネルモニターの新製品として、タッチセンサにタッチする媒体を選ばないアナログ抵抗膜方式を採用し、さらにバックライトにLEDを搭載したことにより低消費電力の実現と高い信頼性を確保した、15型「TSD―AT1515―CN」=写真=を9月1日から発売する。価格はオープンで、年間1000台を販売予定。
新製品は、手袋をはめた指や硬い専用ペンなど、タッチする媒体を選ばずに使用できる「アナログ抵抗膜方式」を採用しており、オフィスや製造・検査装置など幅広い用途に対応できる。
また、液晶用バックライトにLEDを搭載したことで、寿命が従来比1万時間延長の約6万時間と長く、消費電力もアルミ電解コンデンサーに余裕を持たせた設計で、従来比20%減を実現した。さらに、映像信号入力は、アナログ入力(ミニD―Sub15ピン)とデジタル入力(DVI―D)の2系統を標準装備し、デジタル入力の場合は、信号劣化が極めて少なく画面の初期設定も不要。しかもホストとのタッチセンサーインタフェースとして、RS232CとUSBの2系統を標準装備しており、システム環境に合わせて自由に選択できる。
主な用途は、生産ライン管理システムの情報操作端末などのほか、金融・公共施設の受付情報端末など。