オムロンヘルスケア(京都市、宮田喜一郎社長)の医療機器販売会社オムロンコーリン(東京都文京区、小林洋社長)はこのほど、伊藤忠商事と健診機関向け医療機器の販売協力を締結、予防医療分野において医療機器とサービス提供の共同推進を行う。
その第一弾として、伊藤忠商事はオムロンコーリンが発売した、世界初のインピーダンス法による医療用内臓脂肪測定装置「HDS―2000
DUALSCAN(デュアルスキャン)」の販売協力を開始する。
オムロンコーリンは、内臓脂肪測定装置のほかに、動脈硬化の進捗状態を測定する医療機器など、予防医療機器を販売している。これまで主な販売ルートは病院・クリニックで、実際に予防医療機器としてニーズの高い、健診機関や人間ドックへの販売強化が課題となっていた。
今回、伊藤忠商事と販売協力を結ぶことで、オムロンコーリンの病院・クリニックを中心とした販売ルートと、伊藤忠商事の健診事業者/人間ドック向け販売ルートの両面から、予防・健診用医療機器の販売強化を図ることが可能となり、今後、共同キャンペーンなどの販売促進に取り組んでいく。
なお、デュアルスキャンは、インピーダンス法によって内臓脂肪面積を算出するので被曝リスクがなく、X線、CTと相関が高い内臓脂肪面積を簡単・安全に算出する特徴を持っている。