チノー絶縁バリヤ方式を採用本質安全防爆形湿度計発売

チノーでは、絶縁バリヤ方式の本質安全防爆形湿度計「HN―CDA」=写真上下=を8月22日から発売した。新製品の投入により、化学・医薬メーカーなど危険場所における湿度計測のニーズを取り込み、さらなる市場の拡大を図る。

新製品は、従来ツェナバリヤで必要とされていたA種接地について、絶縁バリヤを採用することで不要となり、設置工事が簡便となるのが特徴。しかも湿度素子の交換についても、完全互換タイプの湿度素子HN―CSDを用意し、保守メンテナンスも容易となっている。

また、産業安全技術協会(TIIS)の検定試験に合格しており、プラントや危険物取扱場所など、可燃性ガスが存在するか、または存在する恐れがある場所に設置して使用することができる。幅広い分野での使用を想定しているが、特に石油化学関連や製薬関連プラントなどでの防爆区域における静電気対策や品質管理用途での湿度計測の需要を見込んでいる。

同社では、医薬品製造における改ざん防止機能を搭載した計測データプロテクト機能付きKR3000シリーズやデータ収録・監視システムCISAS、FDA
21CFRPart11対応仕様を用意しており、計測から記録・データ監視システムへの展開も期待している。

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