テュフズードジャパン(東京都新宿区西新宿4―33―4、TEL03―3372―3497)は、「FA業界向け機能安全2日間セミナー」を、9月29、30日に、同社本社(住友不動産西新宿ビル4号館8階)で開催する。
受講対象はFA業界のみならず、これから機能安全規格に携わる人や、社内的に機能安全規格対応を検討しているメーカーなど。
製造現場では、たとえ外的要因や内部部品の故障でマシンが本来の信頼性を失ったときでも、常に安全側に機能が作用し、危険が最小限になるような設計が重要となる。
IEC61508は、プロセス産業における電気・電子・プログラマブル電子の機能安全に関する国際規格として機能安全の根幹を成し、鉄道、自動車、医療機器、そしてオートメーション業界など様々な分野に反映されている。
セミナーでは、29日に機能安全の根幹であるIEC61508の概要紹介として、規格要求事項、機能安全認証・評価プロセス及び関連する重要文書類について基礎からわかりやすく解説し、30日はIEC61508規格を参照しながら、FA業界向けの機能安全規格IEC/EN62061のコンセプト、ISO/EN
ISO13849―1に従ったパフォーマンスレベル(PL)との関係などFA業界における機能安全規格の全体像を体系的に説明し、理解を深める。
講師は同社のヴォルフガング・フェルテンフィリップ氏と、同社鉄道グループ機能安全部エンジニア井上浩司氏。時間は午前10時~午後4時(30日は4時30分)。受講料は4万円(税込み)。参加申し込みは同社webサイト(http://
www.tuv‐sud.jp/infoservice/1109_op_rail_62061.html)まで。