リズム時計工業は、協伸工業の株式57・2%を取得し子会社化した。今後自己株式取得後、株式交換により同社を完全子会社化する予定。
リズム時計工業は、時計事業を中核に電子事業、プレシジョン事業など、精密製品及び部品を国内外で生産・販売を行っている。
今回株式を取得した協伸工業は、薄型テレビ、AV機器など家電製品向けの端子や自動車用電機部品、太陽光発電部品などを手掛け、その高い技術力でベトナムに生産拠点、シンガポールに販売拠点を持っている。
2011年3月期の連結売上高は60億3400万円、経常利益は9億6000万円。
今回の子会社化により、リズム時計が進めている精密部品分野の事業拡大に、協伸が持つ技術力、販路をグループ全体で共有することにより、新製品開発や新たな販路の開拓において相乗効果が中期的に見込まれるとしている。