NECは、処理能力を従来比約2倍に高め、HDD障害時のリスクを低減する「トリプルミラーリング機能」の搭載により信頼性を向上した省スペース型ファクトリコンピュータ「FC98―NXシリーズ」として、「FC―E25B」(標準価格44万8000円)と「FC―E16U」(同32万8000円)=写真=の2機種を14日から販売開始した。出荷開始は10月24日。
新製品は、2007年7月に発売した省スペース型ファクトリコンピュータの後継機で、「FC―E16U」では第2世代インテルコア〓5―2510Eプロセッサー(2500GHz)の搭載で処理性能を従来比最大2倍に、「FC―E16U」ではインテルセレロンB810プロセッサー(1・6GHz)の搭載で同約1・8倍に向上した。
また、今年4月に発売した最上位機種「FC―E21G」と同様、3台のHDDに同時にデータを格納することで、HDD障害時にも冗長性を確保できる「トリプルミラーリング機能」などを搭載し、より信頼性を高めている。
さらに、3つのドライブスロットを搭載(スロット1、2及び拡張スロット)し、スロット1、2にはHDDまたはSSDを搭載することが可能で、拡張スロットはDVD―ROMドライブ。またはDVDスーパーマルチドライブに対応している。
拡張インタフェースは、PCI
Express(×4)1スロット、PCIスロット(32bit/33MHz)
2スロットを装備。
USBポートを6ポート(前面2、背面4)搭載。LANは1000BASE―T対応インタフェースを2ポート搭載している。