FAシステム用真空吸着部品などを取り扱うシュマルツ(横浜市都筑区池辺町3595、〓045―308―9940、ゲッテゲンス・アーネ社長)は、高速搬送に最適な超軽量ロボットハンド「エンドエフェクタVEEシリーズ」=写真=を開発した。
新製品は、吸着パッドの種類・個数・配置を自在に組み合わせることができ、パウチやフォイル、段ボールなどワークの材質やサイズに合った様々なハンドの構築が可能なモジュール式ロボットハンド。ハンドの組み立てには機械による追加工が不要で、容易に組み立てることができ、立ち上げ時間及び製造コストを抑えることができる。真空エアの接続は垂直方向及び水平方向から選択できる。軽量・コンパクトでロボットの負担もなく、高速での吸着搬送に最適。
また基幹となるパーツには、FDA(米国食品医薬品局)承認材質で耐熱性・耐薬品性に優れたポリスルホンを採用。蒸気滅菌環境にも対応しており、食品産業での使用も可能だ。