中村電機製作所の防爆型パソコンシステムは、Windowsで起動する産業用パソコンを使用し、危険場所に設置でき、防爆制御システムを構築するFA合理化の切札として注目されている。
本体のパソコン(EX5056―1)は耐圧防爆構造、キーボードとオプションのマウスは本質安全防爆構造となっている。
このため危険場所に設置された同パソコンを一般のキーボード、マウスを扱う感覚で使用できる。キーボードとマウスはワイヤレスで接続されている。また耐圧防爆構造のスピーカもある。
特殊プラスチックを採用した同社の防爆バーコードスキャナとの接続によって、用途をさらに拡大できる。この他、各種の防爆センサもラインアップしている。
今年で創業65周年を迎える同社では、長年にわたって培われた防爆技術を活かし防爆制御機器の開発に積極的に取り組む体制を整え、ニーズに応じた共同開発による成果もあげつつある。
(http://www.ex‐nakamura.co.jp)