チノーは20日、広域制御用グラフィック形プログラム調節計「DP2000G」=写真=を発売した。
DP2000Gは、既発売のグラフィック形プログラム調節計DP―Gシリーズの広域制御用2入力切換式調節計で、制御領域を低域と高域に分割し、それぞれの領域で最適なセンサーを使用して広範囲を精度良く制御できる。
センサーは、制御領域に応じて自動で乱れのない切り換えを行うことができる。
低温域では熱電対を、高温域では放射温度計を使用して制御を行う高温熱処理炉などの用途に対応している。
表示は5・6型TFTカラー液晶ディスプレイを採用しているため豊富な制御データが見易く、操作性も対話型設定で優れている。
また、最大200種類のプログラムパターン(最大4000ステップ)を登録可能で、多様な処理パターンに対応する。
プログラムパターンや設定パラメータは、コンパクトフラッシュカードに保存管理できる。
外部からの駆動信号やタイムシグナル、ステータス信号など周辺機器とのインターフェース機能も充実している。
なお、旧DPシリーズと互換性を持っている。