端子台大手メーカーの東洋技研は、電線が確実に結線されると表示が突出するユニークな表示機能付きスプリングロック式端子台VTZシリーズに続いて、結線部が端子の窓から目視確認できるフィンガープロテクション端子台FPSシリーズを発売した。いずれも配線作業者の立場から結線部が目視確認できる独自の技術を活かした端子台である。
新製品のFPSシリーズは、DIN35ミリレール対応タイプ。指による接触事故を未然に防止する安全重視のフィンガープロテクト構造を採用している。また、各電線接続部に窓が設けられており、結線が一目で確認でき、結線に対する不安を解消し配線作業の効率が向上する。
圧着端子は丸型、Y型どちらでも対応できる独自のねじアップ式端子台である。しかも、ネジの落下による短絡事故から機械設備を守る端子ネジ脱落防止構造である。
このほか(1)絶縁材には耐電圧、絶縁抵抗に優れる変性PPE樹脂を採用(2)DIN35ミリレールへの取り付けは、上方面から押し込むだけで簡単にセットできるので便利である(3)RoHS指令対応などの特徴を持っている。
定格電圧は600V。定格電流は11A(適合電線0・75〓)、15A(同1・25〓)、16A(同1・25〓)、22A(同2・0〓)。
表示機能付きスプリングロック式端子台VTZシリーズは、電線が確実に結線されると「T」の形をした表示が突出し、どの確度からでもT表示を確認できるため、挿し込み結線の不安を解消できる。棒圧着を使用すれば、ワンタッチで端子台に挿入可能である。裸線はドライバーを使用して行える。海外規格取得。定格電圧は600V、定格電流は10A~50Aまで各種揃っている。電線サイズは2・5〓、4〓、6〓、10〓。各サイズ標準タイプに合わせて、アース端子台もラインナップ。
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