三菱電機は、アメリカのFA機器販売会社である三菱エレクトリックオートメーションを通じて、北米のソフトウェア会社「ICONICS(アイコニックス)社」の株式19・9%を取得した。
アイコニックスは、1986年設立のSCADA(監視制御データ収集)ソフトウェアメーカーとして、北米、欧州、アジアを中心に、ビル管理・エネルギー監視・水処理など幅広い分野での納入実績を持っている。
三菱は、経済成長が著しい中国・東南アジア・インド・ブラジルなどの新興国における水処理場、ビル、交通インフラ網などの投資需要開拓をFA事業の最重点分野の一つとして取り組んでいるが、この分野では使いやすく、かつオープンなシステムを提供しているアイコニックスと協業することで、SCADAソフトのOEM販売や、監視・制御ソリューションの共同開発・マーケティング活動などを行う。
今後、新興国を中心とした海外社会インフラ市場で2013年にFA機器売上げ100億円を目指す。