スワロー電機は、中型単相/三相トランスにおいて、独自開発の成形ボビンを採用した新型トランスを発売した。
独自に開発した成形ボビンを採用することで、層間紙を入れずに完全整列巻線が可能となり、コイルのレヤー紙巻からレヤーレス巻きを実現した。これにより、導体熱が直接伝わり放熱効果が向上するとともに、大幅な小型・軽量化を実現した。
さらに、コイルの上下面の線輪間を完全に覆う形状で、ホコリやごみ、湿気などからコイルを守り、絶縁不良の事故を防ぐ。
三相トランスのレヤーレス化は業界で初めてで同社では、UEW、PEW(丸線)を使用する製品は、特殊品を除きすべてボビン化した。
なお、同社はねじアップ式トランス端子台、同端子台を備えたトランスで昨年、特許を取得。高機能性が改めて実証された。同端子台の採用で、保護カバーやねじの取り外しや差し込みの必要がなく、作業時間は従来の約5分の1で終了する。
さらにLED表示付きトランスは、通電時にLEDが点灯し通電状態を通知し、好評を得ている。
(http://www.swallow.co.jp/)