三菱電機は、東日本大震災により被災した映像監視システムの中核工場であるコミュニケーション・ネットワーク製作所郡山工場(福島県郡山市)に、新たに映像監視システムの製造棟を建設する。建設規模は、鉄骨平屋建て約4400平方メートルで、投資額は約13億円。稼働開始は、来年6月の予定。
郡山工場は東日本大震災で構内の建屋が損傷したが、5月10日に使用可能な建屋で操業を再開し、被災前の生産能力を回復している。
工事は損傷の著しい建屋を解体して、敷地内に新たな製造棟を建設し、引き続き映像監視システム事業を進める。
新製造棟は、同社の太陽光発電システム(発電容量400kW)、LED照明(約1000本)や、エネルギー管理システムなどの省エネ技術を導入することで、CO〓排出量を年間で約180トン削減するエコファクトリーとし、低炭素社会の実現にも貢献する。