カメラベースのコードリーダジックが販売開始初年度1000台を計画 回転型コネクタで簡単設置

新製品は、製造ラインのトレーサビリティ管理や部品の入出荷登録などに利用されるバーコードや二次元コード及びダイレクトパーツマーキング(DPM)を、高精度・高速読み取りできるのが最大の特徴。

読み取り速度は、移動体に対しては最大240メートル/分と高速で、低品質のコードでも高精度に対応できる。

また、フレキシブルな回転型コネクターユニット付きの小型の筐体で設置スペースの確保も容易で、保護構造もIP65(オプションでIP67)に対応しており、過酷な環境下でも使用可能。

通信方式は、シリアル、イーサネット、プロフィネット、プロフィバス、CANなどの各種インダストリアルネットワークをサポートできる。

さらに、読み取りコードは、1Dバーコード、2Dスタックトコード、2Dデータマトリックスコード、QRコード、PDF417、DPMなどが可能。

その他、電気的ティーチフォーカス調整、ライブイメージ、オートセットアップおよびオート適応、エーミングレーザ(クラス1)など、簡単なセットアップによるトレーニングや設置時間の削減が図れ、導入を容易に実現できる。

主な用途はFAをはじめ、電子基板(PCB)実装ライン・医薬品・医療検査機器組み込み、自動車部品製造ライン、生物・化学用自動分析、食品・飲料製造、梱包ラインなど。

昨今、工業製品の現場にかかわらず、食品などの品質・安全管理のためのトレーサビリティが注目を集め、生産ラインなどでバーコードや二次元コードをエラーなく、また同時に生産や流通ラインにも支障をきたすことなく、高速かつ安定した読み取りが生産や管理上のコスト削減につながる重要なテーマとなっている。

同社ではこうしたニーズに対し、今回の新製品投入をはじめ、今年度末までに高速度対応の「Lector
620ハイスピード」や、読み取りにくいDPMに対応する「Lector
620DPMプラス」の2機種を発売する予定。

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