温度調節器(計)のユニークなアプリケーションとして注目されているのが、配管の結露対策として、配管を加熱する用途に温度調節器(計)が使用されている。SSR(ソリッド・ステート・リレー)などと組み合わせて、配管を管理することで、配管への生成物付着などを防止でき、配管閉塞による装置停止などのトラブル防止につながる。
近年は、地球温暖化対策から省エネ化対策が顕著であるが、温度調節の分野でも求められている。
工業炉や食品機械などでは、予熱管理や待機電力などが生じるが、この効率化が出来るかどうかで大きなエネルギー低減効果につながる。これの実現へ通信機能の搭載も一般化してきた。イーサネットやModbusに対応し、PLCやコントローラなどの装置間のネットワーク化を図っている。