日本フェンオールは各種温度調節器をシリーズ化しているが、この温度コントロール技術を応用して、配管内部に発生する生成物の付着を防ぎ、閉塞による装置停止リスクを低減するEPHシステムも販売している。
配管を加熱することにより、生成物の付着を防ぐこのシステムは、SSR内蔵温度コントローラDGシリーズとジャケットヒーター、専用の制御盤TXシリーズで構成。閉塞を防止することで、配管や装置の清掃メンテナンス回数削減にもつながる。専用制御盤は、各系統の配管を集中制御でき、接続はプログラムレスで簡単に行え、最大6系統まで接続可能(1系統3kW)。また、イベントログ機能を搭載し、異常履歴も容易に表示できる。通信は31チャンネルのグループ管理が可能。
温度コントローラは、デイジーチェーン接続により、複数のヒーターを使用する場合に最大5分の1の省配線と省工数が可能で、ジャケットヒーターにも簡単に取り付け、その場で温度確認・変更もできる。また、取り付け方法も配管、壁、DINレールなど多様に対応したアタッチメントも完備。さらに、ワンタッチで脱着可能なコネクタを採用し、リード線を剥くだけで接続可能。
(http://www.fenwal.co.jp)