安川電機は中国でのロボットの新工場として、上海市嘉定区にロボットシステム工場を建設する。敷地面積4000平方メートルで、初期投資は約1000万人民元。
同社は中国・首鋼総公司との合弁で、ロボットシステム工場を北京市に有しているが、ロボットユーザーが集積している華東地域への対応力を強化するために、2番目の工場を建設するもの。これにより、ロボットと周辺機器を組み合わせ、ロボットをシステムとしてまとめる供給能力が約2倍になり、新工場の2011年度売り上げ目標を1億人民元としている。
また、同社は中国・北京市でのロボット合弁会社「首鋼モートマン」への出資比率を43%から55%に増やし、今月中に連結子会社にする。社名も「安川首鋼ロボット」に変更する。
同社が経営主導することで、中国全土を網羅する販売・サービス体制を構築していく。