横河電機は、制御システムのネットワークを構築する同社の高速制御バス「Vnet/IP」向け工業用ネットワークスイッチとして、独・ヒルシュマンオートメーションアンドコントロール社の製品を採用することで、このほど契約を締結した。これにより、「Vnet/IP」向けのネットワークスイッチとして長期安定供給が可能となり、販売から保守サービスまでを同社が担当することで、より信頼性の高い制御ネットワーク構築につながる。
プラント制御システムにおいて、より信頼性の高い制御ネットワークを構築するには、周辺温度や腐食性ガスなどに対する耐環境性能などの観点で、信頼性の高い工業用のネットワークスイッチを使用することが求められ、同時に、プラントのライフサイクルに合わせた製品の安定供給と保守も必要。ヒルシュマンは、米国の通信用ケーブルメーカー、ベルデン社の子会社で、工業用ネットワーク機器の開発・製造メーカーとして、工業用ネットワークスイッチでグローバルシェアNo.1のメーカー。ヒルシュマンの製品は、故障率の低さや耐環境性能などで多くのユーザーから高い信頼を得ており、長期安定運用が求められるプラント向け制御ネットワークの構築に最適。従業員数は約1600人。