オムロンは、タイ・アユタヤのロジャーナ工業団地内にある自動車用電子部品事業の生産拠点オムロン
オートモーティブ
エレクトロニクスが、洪水により被災したが、工場自体の復旧には半年程度要する見込みで、同社では国内工場での代替生産を一部で開始した。
同工場では、パワーウインドウスイッチなどの車載用電子部品の製造を行っているが、同社では顧客への供給責任を果たすべく、国内工場での代替生産を一部で開始した。
現在、タイの顧客への影響や、電子部品の調達の影響については精査中である。現地では、コンデンサやコネクタ、チップ類の供給が遅れ気味となっているが、同社では東日本大震災後と同様に内部で調達する方針である。
なお、同社の2011年3月期の売上高は約30億円で、オムロンでは今回の被害により、売上高で8・5億円、営業利益で1・5億円の損失を通期の見通しに織り込んでいる。