山武が光電センサ「HP7シリーズ」 耐外乱光性能を改善透過形での信頼性向上 14年度世界で100万個の販売計画

山武は、光電センサの新製品として「HP7(セブン)シリーズ」を今月から販売開始した。価格は7800~1万2500円。グローバル市場で2014年度に100万個を販売する計画。

新シリーズは、インバーター蛍光灯やLED照明など変化する照明に対応するために、受発光部分の改良と新信号処理アルゴリズムの採用で、耐外乱光性能を改善した。特に最も良く使用される透過形での信頼性が大幅に向上している。

また、透過形には業界で初めて異周波も用意することでお互いの相互干渉を防げ、複数のセンサを密着して取り付けることが可能。

さらに、生産現場で感度調整が必要な場合に、問題解決ボタンを押すことにより、センサ感度を最適値に自動調整でき、従来のボリューム式での調整のバラつきがなくなり、確実な調整につながる。

その他、検出距離は長距離から短距離まで幅広くラインナップ。様々なアプリケーションに対応し、光源、検出幅などが選べる。取り付け部分に金属製スリーブを採用して確実な締め付けが可能なため、タップの破壊を回避し、設置作業時間も短縮が可能などの特徴を持つ。

同社では、汎用光電センサの使いやすさがさらに向上する機能を付加したことで、さらなるシェア拡大を目指す。

主な用途は、搬送装置、組み立て機械、加工機械、立体駐車場など。

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