日本配線資材工業会(JWAA、高橋信房会長)は、東京・中野サンプラザで「環境セミナー」=写真=を10月25日開催した。刻々と変わる化学物質規制の最新情報の入手と実践的な管理手法に対する関心が高く、47人が参加した。
配線資材業界は、メーカー、商社を問わず顧客から化学物質管理に対する問い合わせやデータ提供の要求が増えており、管理コストの削減が喫緊の課題である。そのため、JWAAではアーティクルマネージメント推進協議会が推進する管理手法の研修を積極的に行っている。昨年実施した「基礎編」に続き、今回のセミナーは「応用編」として行った。
当日は、松本年生JWAA副会長のあいさつのあと、アーティクルマネージメント推進協議会・事業企画実行委員の地頭園茂氏が「最新の化学物質管理の状況」と題し講演した。
地頭園茂氏は各種化学物質規制や業界基準の最新動向を詳細に説明し、管理に取り組んでいる企業の事例を紹介した。
このあと、実際に化学物質管理に携わっている営業・品質管理・業務などの担当者が、それぞれの現場での化学物質管理に役立つ実践的な「応用編」を熱心に学んだ。